検索の行きつくところ

検索結果は、自分の望んでいる情報が出ないことがまだまだ多い。

例えば地方の病院を調べる時、情報が何年も更新されていなく古かったり、そもそも営業時間などの情報がなかったりします。

アレルギー対応食など、今となっては10人に1人がアレルギー持ちと言われている時代にアレルギーの情報が掲載されていない。

なぜ子のようになっているかというと、それは病院であれば病院が自分で情報を発信しなければいけないし、アレルギーに関しては食品提供側が情報を提供しなければならないからだ。

情報提供側に、提供しようと特にメリットがなければどうしても優先順位が下がってしまう。

このメリットというのは「目先の利益」であることが多い。

数人で運営している小さなクリニックやカフェなどは、情報を開示するだけで主力メンバーの時間がとられるし、お金もかかる。

何よりその先に提供した情報が利益を生んでくれるとは思えない。

すなわち情報の開示が自分の利益にならない場合、その情報を求めているユーザーがいても開示されないのだ。

今のWEB上の情報にある最大の欠陥は、WEBが金儲けに使われているがゆえに、売りたい人が売りたいものの情報しか出さないことであり、全然ユーザーファーストではない。

ユーザーファーストを考えるなら、まず検索結果の上に表示されている広告を消すべきだ。この広告を、未だに検索結果の一位と思ってクリックする人も少なくない。

とするとユーザーに最適化された情報を提供するためにまず必要なのは広告がないこと。その点だと、マイクロソフト社が提供するbingという検索エンジンは当てはまるが、bingの検索結果で満足のいく情報を得られることはまだまだ少ない。

検索エンジンのような分野限らずすべての情報を整理しようとするのはそもそも無謀だとおもうのは私だけでしょうか。世の中の情報を、一つのシステムで整理できるわけがない。

第二に必要なのは情報整理システムの細分化だと思う。これがうまく機能している例が、楽天やyahooショッピング。

楽天やyahooショッピングは販売のための膨大な店舗情報をまとめて、サイト内の検索で完結させることが出来ている。

しかし商品ページの情報が少なければいいものでも売れないし、良くないものでもうまくやれば売れる。これではお金の流れに違和感を感じる。

第三に必要となってくることは、情報がすべて平等であることだ。購買意欲を誘くキャッチは、ユーザーに無駄な概念を与え世の中に不要なお金の流れを生む。

必要な情報は、ユーザーが検索するキーワードの情報のみ。検索されないキーワードの情報は削除してもよいと思うし、さとふるのように、商品の掲載情報を極端に絞るのもいい。

商品というのは販売に限ったことで、最優先にまとめたいのは病院や、アレルギー情報などの、命に係わるまではいかないが地味に苦しめられる情報だ。

情報に対してレビューを集めて掲載することにも問題があり、レビュー数が少なければ少ないほど、1つのレビューがパワーを持ってしまう。

レビューはその店舗に行かなくても先入観を与えてしまうので、病院や食事、イベント参加など、実体験の世界には不要だ。実体験の良い悪いは、自分で体験して自分で判断すればいい。

長くなってきたのでこの辺で一旦終わりにしてまた次の記事で書きます。